関連記憶法について

関連記憶術とは

関連記憶術とは,他の知識と関連の無い事柄、関連の薄い事柄を覚えるやすくするために、記憶する対象を既知の物事と関連づけて記憶する方法です。

 

関連記憶術は、一般的にみなさんが想像されている記憶術に最も近いものです。

 

「記憶の力・記憶術および記憶力アップ法」では、より理解しやすくするために、

 

そうすることで、覚えにくい事柄でも、自分の既に知っていることと関連づけることで、思い出す際の手掛かりが増えるため思い出しやすくなるのです。

 

 

関連記憶術の具体的な方法を説明していきましょう。関連記憶術には、「変換記憶術」と「結合記憶術」の二つの方法があります。

 

覚える対象を自分のよく知っているものに「変換」する方法と、覚える対象を「既知」の知識と「結合」(関連づける)する方法です。

 

 

「変換記憶術」の方法としては次のようなものがあります。

 

記憶対象を、既知の似ている単語にゴロ合わせを用いて変換したり、法則に基づいて数字を馴染みのある言葉に変換したり、文字を映像化したり、抽象的なものを具体化したりすることによって、より記憶に残る形に変換します。

 

変換記憶術では、複数段階の変換を行うこともあります。

 

 

「結合記憶術」の方法としては、「変換」した事柄を、既知の道に結合させたり、既知の部屋に結合させたり、自分の身体に結合させたり、スト−リー(物語)を作ったりして関連付けたりします。

 

「変換記憶術」も「結合記憶術」も、単独で使っても効果は大きいですが、覚える対象を「変換」し、それをさらに既知の事柄に「結合」させるといった具合に、両者を併用することでさらに記憶しやすくすることもできます。

 

 

関連記憶術のどの方法でも共通して言えることは、映像化した方が覚えやすいということです。

 

変換記憶術にしても、結合記憶術にしても、その状況を出来るだけ映像化するよう心掛けてください。

 

文字情報だけで記憶するよりも、はるかに覚えやすくなります。

 

人間は、文字を記憶するのは苦手ですが、映像については抜群の記憶力を持っているので、映像にした方がはるかに記憶に残しておきやすいです。

 

 

「変換記憶術」ついては、「変換記憶術」で、「結合記憶術」ついては、「物語法」「ペグ法」でそれぞれ詳しく解説しているので、そちらをご覧ください。

関連記憶術 使用時の注意点1

関連記憶術を用いる際に、非常に重要な注意点があります。

 

それは、他の知識と関連の無い事柄、関連の薄い事柄を覚える時にだけ、関連記憶術を使用するということです。

 

記憶対象同士に関係性があるのなら、その関係性を深く理解した上で、記憶対象同士で関連づけて覚えなければなりません。

 

記憶対象同士に関係性があるのに、その関係性を利用せずに他の事柄と関連づけて覚えてしまうと、応用の効かない無駄な知識になってしまいます。

 

知識を組み合わせる際に、その知識に余分なものがくっついているため、スムーズに知識を組み合わせることができないからです。

 

 

記憶術に対する批判で最も多いものは、元からある関係性を利用せず、他の事柄と結びつけて記憶することに対してのものです。

 

全く関係のない場所や、単語、数字などと結びつけることが、余分なことまで記憶していて遠回りしているという印象を与えるのです。

 

確かに、記憶対象同士に関係性があるのなら、その関係性を利用して記憶するのがベストです。

 

そうすれば、有機的に繋がった応用の効く知識を得られるでしょう。

 

 

しかし、そうでない知識ならば、一見遠回りに見えるものの、関連記憶術を用いた方が、思い出す手がかりが増えるため、はるかに記憶しやすいのです。

 

本や教材で、記憶術が万能で、さもどんな記憶対象にでも使えるかように誇張しているものが多いため、記憶術が役に立たないという誤解を生んでしまうのです。

 

 

学習する際には、最初に元からある関係性を可能な限り見つけ出し、きちんと理解して記憶しなければなりません。

 

それでも元から存在する関係性を見い出せない記憶対象に対してだけ、関連記憶術を使っていくのです。

 

このことは関連記憶術を使用するうえで、絶対に守るべきことです。

 

記憶しにくいということは、関連づけしにくい、ということなのです。

関連記憶術 使用時の注意点2

関連記憶術は、先に述べたように、記憶しやすく、思い出しやすくするという大きなメリットがあります。

 

使用時の注意点1にある注意点を守れば、学習において非常に大きな効果を発揮するものです。

 

しかし、関連記憶術には弱点があります。

 

関連記憶術はメリットが非常に大きい方法ですが、大きな弱点が存在するのです。

 

 

関連記憶術の最大の弱点は「思い出すのに時間がかかる」ということです。

 

普通に記憶して、見た瞬間に思い出すのと、関連記憶術を使って関連したものをたどりながら最終的に記憶対象を思い出すのとでは、知識を思い出すスピードに大きな差がでます。

 

そのため、やみくもに、どの記憶対象も関連記憶術を使って記憶するということをしてはいけません。

 

試験時間中などに、例え知識を記憶していても、制限時間に間に合わなければ意味がないのです

 

その記憶対象を使う際に、時間的に厳しいかどうかを判断して、覚えて行く必要があります。

 

学習する際には、普通に記憶出来るものは普通に記憶して、すぐに思いだせるようにし、どうしても記憶しにくいものだけを関連記憶術を使って記憶する、という形で、関連記憶術を使ってください。

 

関連記憶術を使って知識をたくさん記憶しても、あまりにも多くの知識を記憶術を使って記憶していると、解答スピードが遅くなってしまうからです。

 

人によって、記憶しやすい知識というものは異なります。

 

英単語や、歴史上の人物などの同じようなタイプの知識の中でも、人によって一回で記憶できる知識もあれば、何回やっても忘れてしまう、という知識もあるのです。

 

あなたにとって、何度繰り返しても記憶しづらい、という知識だけ、記憶術を使って、あなたの知っているものと関連づけて思い出しやすくしましょう。

 

 

変換記憶術