記憶術および記憶力アップ法を紹介

チャンク化とは

記憶する際に、記憶法以外に非常に重要なことがあります。それは「チャンク化」です。

 

「チャンク」とは、「塊」などと言った意味で、「チャンク化」とは記憶対象を覚えやすい塊に分けることを言います。

 

 

代表的なチャンク化が用いられている例として、電話番号が挙げられます。

 

携帯電話の番号は11けたもあり、11ケタの数字はパッと見て覚えづらいですが、これを「○○○ー○○○○ー○○○○」のようにハイフンで区切ってチャンク化すると覚えやすくなります。

 

元は11個の数字の連続だったのが、3、4、4、の3つの数字の塊となり、はるかに覚えやすくなっています。

 

このような数字を記憶するとき以外でも、あるグループに属するものを覚える際に、グループに属する数が多ければ、覚えやすい塊で分けて覚えるようにすると、はるかに覚えやすくなります。

 

一度に覚えられる「意味を持った塊」は、一般に7±2個と言われ、これはマジカル・ナンバー(ミラー・ナンバー)と呼び名がついています。

 

 

人によって、記憶対象によって、一度に覚えられる塊の量にはばらつきがあると思うので、自分で試してみて覚えやすい量の塊に分けた上で、記憶していってください。

 

もちろん、記憶力そのものをアップさせる目的で、あえて自分のマジカル・ナンバーの限界に挑んで、一度に覚えられる塊の量を増やす練習をする、というのも大事です。

初頭効果と新近効果

また、チャンク化をすることでそれぞれのチャンクで初頭効果と新近効果が生じる、というメリットもあります。

 

初頭効果とは、ものごとを記憶する際にあるグループの最初の事柄が良く記憶に残るという効果です。

 

新近効果は、ものごとを記憶する際にあるグループの最後の事柄が良く記憶に残るという効果です。

 

チャンク化を行うことによって、それぞれのチャンクの最初と最後が初頭効果と新近効果により記憶に残りやすくなるのです。

 

チャンク化すること自体によっても覚えやすくなり、また、さらに初頭効果と新近効果も得られるのです。

 

勉強時には、ぜひ積極的に「チャンク化」していってください。

 

適度な量で区切ることで、集中力も持続します。

 

 

ちなみに、新近効果に良く似た言葉に「親近効果」というものがあります。

 

新近効果と親近効果、両者はよく混同されていますが、最近に学習した内容の記憶の保持効果が高いという意味では新近効果が正しいです。

 

この意味で親近効果を使っている人が相当数いますが、間違いです。

 

親近効果は「親近性」=「対象への馴染みの度合い」という意味から派生して作られた言葉です。

 

最近見たものが馴染み深いということは無いので、正しくないことが分かると思います。