マインドマップとは・マインドマップの書き方

マインドマップとは

「マインドマップ」tは、トニー・ブザンによって発明された思考のためのツールです。

 

マインドマップは、脳の自然な思考方法である「放射思考」を映し出したものです。

 

放射思考とは、連想して物事を思考していく方法です。

 

トニー・ブザンは、記憶のためのツールとして、マインドマップを作り上げました。

 

ちなみに、トニー・ブザンは、世界記憶力選手権・世界速読選手権の創設者としても知られます。

 

マインドマップはその有用性から、ビル・ゲイツや、アル・ゴアなどの世界的なリーダーも活用しており、ナイキ、ウォルトディズニー、BMWなどの国際企業ではマインドマップの書き方の研修や会議が行われています。

 

 

意識的・無意識的に関係無く、脳は何かを見たり、聞いたり、嗅いだり、触れたり、味わったりすることによって、様々な連想をします。

 

この「連想していく」という自然な思考形式を目に見える形で表したものが「マインドマップ」なのです。

 

マインドマップでは、メインとなるテーマから次々と連想されるものをブランチ(枝の意)でつなげていきます。

 

そして、そのブランチには単語や短いフレーズ、時にはイラストなども描き入れていきます。

 

ブランチは、中心から遠くなるにつれ細くなっていき、それによってメインテーマに対する重要度が一目でわかるようになっています。

 

また、物事同士の関連性が枝のつながりによって容易にわかり、記憶が容易になります。

 

 

マインドマップは、普通の勉強に使っても非常に効果的ですし、速読などで読書した内容をまとめるのにも効果的です。

 

また、アイデアを出したりする時や、物事を整理して記憶したい時など、マインドマップは情報のインプットとアウトプットに幅広く用いることができます。

 

マインドマップは、出来上がったもの自体も通常のノートよりもはるかに印象に残るものであり、記憶対象を思い出す際の強い助けとなってくれるものです。

 

しかし、 マインドマップを作る過程自体にも大きな意義があるのです。

 

物事の関係性を考えたり、連想したり、映像をイメージしたりと、記憶術において根本の最も重要な頭脳活動が、書いていく過程で自然に行われるからです。

 

マインドマップを書いていくことで、自然に記憶術も上達すること請け合いです。

マインドマップの効果

マインドマップは、通常のノートの取り方とは違い、様々な特徴があります。

 

マインドマップの魅力を伝えるために、マインドマップを書くことによる効果をまとめてみます。

 

 

全体を一度に見ることができるので、情報を認識しやすい

 

マインドマップは、基本的に情報を「キーワード」でまとめます。

 

それにより、情報をコンパクトにまとめることができ、情報を認識しやすくなります。

 

また、情報の漏れや重複も把握しやすくなるという効果もあります。

 

情報の「塊」を把握しやすい

 

マインドマップは、書いていく過程で関連した事項同士をつなげていきます。

 

それにより、関連の深い事項をまとめて見ることができるため、情報を塊で把握でき、記憶しやすいです。

 

自由な発想が出やすくオリジナリティのあるものが作れる

 

マインドマップは、思考の自然な形体を表したものなので、自由な発想が出やすいです。

 

マインドマップは、作った人それぞれの個性が表れるものなので、箇条書きなどよりもオリジナルなものができやすいです。

 

それにより、愛着もわきますし、より記憶しやすくなる効果もあります。

 

ブランチや、色・記号などを使い映像化しているため、印象に残りやすい

 

箇条書きなどの普通のメモの取り方と違い、ブランチや色や記号などを使用するため、記憶に残りやすいです。

 

さらに、映像化しているので、位置関係で情報を思い出すこともかなりしやすくなります。

 

通常のメモよりも特徴的な情報の配列なので、「右下に〜について書いてあったなぁ」、というように思い出すことができます。

 

以上がマインドマップの主な効果です。

 

マインドマップがかなり魅力的に感じてきたのではないでしょうか。

 

マインドマップは、普通にメモを取るよりも、はるかに多くのメリットがあります。

 

マインドマップの書き方に慣れないうちはその効果を感じにくいかもしれませんが、慣れてくるとその大きな効果を感じずにはいられないでしょう。

 

マインドマップの書き方 概論

それでは、マインドマップの書き方について、詳しく見て行きましょう。

 

まず、ノートかスケッチブックを用意します。見やすいように、できるだけ無地の白い大きな紙が良いです。

 

普通のノートを見開きで使う人も多いです。

 

マインドマップは基本は横長に書きます。

 

人間の視界は縦よりも横の方が広いので、マインドマップは横長に書いた方が一目で認識でき見やすいからです。

 

それと、心地よくスラスラと書けるカラーペンのセットを用意します。

 

色の種類はある程度多い方が良いです。

 

 

マインドマップを書くにあたって、まずはセントラル・イメージを決めなければなりません。

 

セントラル・イメージとは、マインドマップを書く際のメインテーマを表したものです。

 

絵の方が視覚に訴えかけてくるので、より好ましいですが、文字を使ってもよいです。

 

セントラル・イメージは中央に書き、脳を刺激するために3色以上の色を使って書くのが好ましいです。

 

セントラル・イメージを書く際のコツとしては、大き目に書くということです。

 

セントラル・イメージを大きく書くことで、後にブランチの枝分かれがしやすくなるからです。

 

 

セントラル・イメージが書けたら、次はBOIを決めます。

 

BOIは「Basic Ordering Ideas(基本的分類を示す概念)」の略です。

 

セントラル・イメージから直接伸ばすブランチをメイン・ブランチと言います。

 

そして、メイン・ブランチに書き入れる文字や絵のことをBOIと呼びます。

 

セントラル・イメージが本のタイトルだとすると、BOIは本の目次の見出しに相当します。

 

文字や絵は、ブランチのすぐ上に書き入れ、メイン・ブランチは特に太く書きます。

 

そして、それぞれのBOIから関連する文字や絵を、ブランチを伸ばしながら書いて行きます。

 

以上がマインドマップの書き方の概論です。

マインドマップの書き方 BOIの決め方

BOI(基本的分類を表す概念)は、考えを整理してマインドマップを書くために非常に重要なものです。

 

BOIは考えを整理するために階層化したり、カテゴリーに分けたりするための言葉や絵で、本ならば目次に相当します。

 

このBOIを、セントラル・イメージから直接伸びる、メインブランチに乗せます。

 

BOIを決めておくと、マインドマップの全体像が見え始め、考えが自然に広がりやすくなります。

 

ここでは、BOIの決め方について解説していきます。

 

BOIを決めるために、自分に次のような質問をすると良いです。

 

 

目標を達成するために、どのような知識が必要か?

 

 

本にするとしたら、どのような見出しをつけるだろうか?

 

 

自分の具体的な目的は何か?

 

 

セントラルイメージのテーマで、重要なカテゴリーは何か?

 

 

根本的な疑問は何か?「誰が・何を・いつ・どこで・なぜ・どのように(5W1H)」のような疑問に関連したものをBOIに選ぶと上手くいくことが多い

 

 

今、BOIに選ぼうとしているものよりも、より広い範囲を網羅したBOIは無いか?

 

 

上に挙げたような質問をヒントに、適切なBOIを選びましょう。

 

適切なBOIが選べていないと、偏った形のマインドマップになってしまいがちです。

 

逆に、適切なBOIが選べていると、それぞれのメインブランチから広がるブランチが程良いバランスになります。

マインドマップの書き方 ブランチの描き方

マインドマップでは、ブランチ(枝)を中央から伸ばしていき、そのブランチに文字や絵を乗せていきます。

 

ここでは、マインドマップにおけるブランチの伸ばし方について解説していきたいと思います。

 

ブランチは、セントラルイメージから直接伸びるメインブランチと、その先から広がるサブブランチとで構成されます。

 

マインドマップは、メインブランチ上のBOIで大きなカテゴリーに分け、サブブランチでその詳細を展開します。

 

 

まず、メインブランチの描き方です。

 

メインブランチは、メインブランチ同士に適度に間隔をあけて、太く自然な曲線で描きます。

 

太い線はそれが重要だと言うメッセージを脳に伝え、また曲線にすることで、マインドマップがパッと見で印象に残りやすいものになります。

 

メインブランチの数は、7本前後にすると、スペース配分しやすく描きやすいですが、メインテーマに応じて柔軟にその数は変えて構いません。

 

 

次はサブブランチの描き方です。

 

メインブランチから伸びるサブブランチを描いていく際には基本的にはセントラルイメージから遠くなるほど、つまり中心から遠くなるほどブランチを細くしていきます。

 

そうすることにより、ブランチ同士の関係の深さが一目でわかるようになりますし、視覚的にも見やすいマインドマップが出来上がります。

 

しかし、マインドマップをかいていく途中で重要だと思うものが出てきたら、そのブランチを目立つように太くしても良いです。

 

ブランチは、書き入れる文字や絵と同じくらいの長さになるようにし、ブランチ同士が切れ目なくつながるように描きます。

 

 

また、見にくくなるので、あまり角度をつけてブランチ描かないようにし、ブランチ同士が適度な間隔になるようにします。

 

色に関してはメインブランチごとに色を変え、それぞれのメインブランチとそこから伸びるサブブランチの色を統一すると見やすくなります。

 

全体に関しては、ブランチの間に適度な余白を残して見づらくならないようにすることが大事です。

 

マインドマップを書いていくうちにスぺースが狭くなってきたら、ブランチをUターンさせるようにしてかいても良いです。

マインドマップの書き方 文字について

ブランチの描き方の次は、マインドマップにおける文字について解説していきたいと思います。

 

 

書く文字の内容について

 

文字を書き入れる際に最も大切なことは、フレーズではなく単語で書く、ということです。

 

なぜならば、フレーズで書いてしまうと、意味が限定され過ぎてしまい、連想がしにくくなってしまうからです。

 

マインドマップにおいては、キーワードとなる単語を使うようにしましょう。

 

単語で書くことで復習も容易になります。

 

フレーズというのは、二つ以上の単語からなる語句のことです。例えば「文字の書き方」のようなものです。

 

この場合だと、「文字」と「書き方」の二つに分けると、より連想がしやすくなります。

 

「文字」からの連想のひとつに「書き方」がある、ということです。

 

 

また、単語は抽象性の高い順に書いて行く、ということも重要です。

 

セントラルイメージに近い位置に具体的な単語を書いてしまうと、そこから先の連想が途切れてしまいます。

 

情報の階層性を意識して、セントラルイメージから遠いブランチほど具体的な、細かな内容になって行くように書いていきます。

 

書籍や文章などをマインドマップでまとめる際には、情報を集約したキーワードでマインドマップの単語を書くと良いです。

 

そうすれば、情報をコンパクトにまとめることができ、情報量の多いマインドマップを作ることができます。

 

キーワ−ドには、情報を要約しており、記憶をよみがえらせる手がかりとなるものを選びます。

 

キーワードの「キー」とは、記憶の扉を開く鍵です。

 

 

文字の書き方について

 

文字は一本のブランチに一つだけ単語を書くようにします。

 

文字は見やすいよう、きれいな文字でできるだけ水平になるように書きます。

 

その際、文字はブランチに沿ってブランチのすぐ上に書き、ブランチの長さと言葉の長さが同じになるように文字の間隔を調整します。

 

文字の色は、ブランチの色と統一させて、マインドマップをかく人が多いです。

 

しかし、自分が重要だと思うところは色を変えるなど、各人で工夫して自分にとってわかりやすいものにして下さい。

 

また、ブランチの太さと文字の太さを対応させ、重要度を一目でわかるようにします。

 

しかし、マインドマップを書いて行く過程で自分が重要だと思うものがあったら、縁取りして文字を太くしたりしても良いです。

マインドマップの書き方 絵の描き方

マインドマップでは、印象に残るようにするために、文字だけでなく、絵も積極的に用いて行きます。

 

絵を使うことでマインドマップがより魅力的になり、記憶に残りやすくなります。

 

マインドマップをスムーズに描くために、絵を描く練習を普段からしておくと良いです。

 

 

マインドマップで描く絵の良い練習法として、イメージショットという練習法があります。

 

イメージショットは、「頭の中で思いついたものをシンプルなイラストや記号でどんどん書いて行く」という練習法です。

 

 

最初は、「道具」や「食べ物」などと言った具体的なテーマでイメージショットを行います。

 

自分なりの絵で良いので、どんどん描いて行きましょう。

 

そして、徐々に難度の高いものに挑戦していきます。

 

例えば「政治」、「成功」、「良い人生」などの抽象的なテーマです。

 

 

最初はあまり上手く絵をかけないかもしれませんが、気にせずにどんどん描いてみてください。

 

描いていくうちに上手くなりますし、自分で描いた絵、ということで、たとえ下手な絵でも記憶に強く残ります。

 

絵を描く際には楽しみながら描くことが大事です。

 

自分なりのイメージで良いので、独自のイメージで絵を描く練習をします。

 

イメージを絵で表す訓練を続ければ、スムーズにマインドマップをかけるようになります。

 

絵は単色でも良いですが、なるべくなら絵はできるだけカラフルにしましょう。

 

色を使うことで、脳が刺激され記憶もしやすくなります。

マインドマップの書き方 色の使い方

ここでは、マインドマップの書き方における、「色」の使い方に焦点を当てていきます。

 

マインドマップの考案者であるトニー・ブザンは、マインドマップをかく際にはたくさんの色を使うことを推奨しています。

 

色を使ってかいたマインドマップの方がインパクトがあり、脳が刺激され記憶に残りやすくなります。

 

絵は3色以上の色を使って描くことが推奨されています。

 

見ていて楽しくなるような、カラフルな絵を描きましょう。

 

特にセントラルテーマはマインドマップの中央にある一番目立つものなので、気合いを入れて描くとマインドマップを見るのが楽しみになります。

 

 

ブランチの色は、各メインブランチとそこから伸びるサブブランチの色を統一させることが多いです。

 

こうすると、分類した情報を一つのまとまりとして認識しやすくなるからです。

 

ブランチを縞模様にしたりするなど、ブランチに模様を描き入れたりする人もいます。

 

 

文字の色は、ブランチの色と合わせる人が多いですが、もちろん分類や整理、記憶のために異なる色を使っても良いです。

 

強調したい文字を目立つ色で書いたりしても良いです。

 

情報源ごとに文字の色を変える、という方法もあります。

 

例えば、あるテーマで複数の本を参考にしてマインドマップをかく時、本Aからの情報は赤、本Bからの情報は青、などといった具合です。

 

情報ソースが大事であるという場合に、この方法を使ってマインドマップを書くとよいでしょう。

 

他にも、プライベートに関することは、仕事に関することは、などという色分けをしても良いです。

 

 

もちろん、色をたくさん使うべき、と言っても、速く書きたい場合や、色を使わなくても十分に記憶に残る、という人は、それほど使わなくても良いかもしれません。

 

上で挙げたような色の使い方を参考にして、自分なりの色の使い方を編み出して見やすく記憶に残りやすいマインドマップを作っていきましょう。

マインドマップの書き方 仕上げ

ここでは、マインドマップの仕上げとして、マインドマップをさらに印象的なものにするための工夫の仕方を紹介していきます。

 

まず、矢印を使って、同じメインブランチ内のブランチを関連付けしたり、異なるメインブランチに属するブランチを関連付けたりするという方法があります。

 

矢印は、形や大きさを変えたり、立体的なものにしたり、先端が複数にわかれたものを使ったりして、わかりやすいマインドマップに仕上げましょう。

 

また、記号を使ってブランチを関連づけることもできます。マインドマップ内で関連のある項目同士に◆、★、●、などの記号をつけたりすることで、関連性をわかりやすくします。

 

情報ソースごとに記号を分けて使うといったこともできます。

 

ブランチの輪郭を境界線で囲むのも効果的です。

 

ブランチの周りを、ギザギザした線や、雲のような線で囲んだりすることで、マインドマップをより印象的にすることができます。

 

例えば、特に重要だと思ったブランチの塊を線で囲ったりすることで、一目でそこが重要だとわかるようになります。

 

マインドマップに囲みを付けることにより、アイデアやテーマをひとまとまりにすることができ、記憶しやすくなります。

終わりに

ここまで、マインドマップの書き方について基本に忠実に詳しく述べてきましたが、必要に応じて簡略化しても構いません。

 

記憶の力・記憶術および記憶力アップ法で紹介しているなマインドマップの書き方は、網羅的なものです。

 

個々の事項に関して焦点を当てて、色々な工夫の仕方を詳しく解説しています。

 

しかしながら、使用者によって、マインドマップの書き方は違ってくるものです。

 

基本を覚えておいて、必要に応じて自分に合った使い方にアレンジしてみてください。

 

マインドマップを実際に書くことを通して、自分に合ったマインドマップの書き方を見つけてください。

 

そして、時々、マインドマップの書き方を工夫したい、と思ったら、このサイトを見返してみると、発見があると思います。

 

 

他の人が書いたマインドマップを見るのもマインドマップの上達に効果的です。

 

ネット検索エンジンで「マインドマップ 画像」と検索すれば、たくさんのマインドマップが出てくるので、参考にしてみてください。

 

人によって、様々なマインドマップの書き方の工夫が発見できると思います。

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