読書術

読書術について

当サイト「記憶術および記憶力アップ法」で紹介している記憶術は主に資格取得や受験勉強のためのものです。

 

「読書術」では、これらのようなものに対してではなく、一般的な書籍を効率良く理解し記憶するための方法を紹介します。

 

また、それに関連して、速読の方法も解説しています。

読書の目的を明確にする

読書で最も大事なのは,読書する目的を明確にすることです。

 

読書する目的を明確にすることで、読書スピードも速くなり、より内容が深く記憶に刻まれます。

 

目的を明確にするための最初の問として次のものがあります。

 

 

楽しむために本を読むのか?知識や情報を得るために読むのか?

 

 

読んでいる間の楽しさを求めるのか、後に活かすための知識や情報を得たいのか、ということです。

 

これを決めたら、次のことを明確にします。

 

 

ある特定分野に限った知識を得たいのか?教養を高めるために知識全般を得たいのか?

 

 

受験勉強や、資格取得のための勉強などの期限が決まっている時には、それらに必要な知識以外も頭に入れていたら、間に合わなくなってしまいます。

 

また、自分が全く興味のない分野の知識、自分が絶対に関わることのない分野の知識も必要無いと思います。

 

不必要な情報を頭に取り入れていると、時間がいくらあっても足りません。

 

しかし、試験のためには全く必要の無い知識でも、教養を高め、人間として向上させるために必要な知識というのもあります。

 

このように読書する目的を明確にし、主体的に読むことは非常に大事です。

予習

予習とは本を本格的に読む前の下見の意味です。

 

予習は、本格的に読書しはじめる前に、その本がどういう内容の本であるかを把握する行為です。

 

予習では、以下のようなことを行います。

 

 

・タイトル、サブタイトル、目次などを詳しく見る

 

タイトル、サブタイトル、目次には、その本のエッセンスが詰まっています。

 

この部分を読だけで内容の大枠をつかむことができます。

 

ここで大まかにその本にどのようなことが書いてあるのかつかみます。

 

目次がしっかりと作られているということは、作者が全体をしっかりと把握しているということであり、良い内容であることが多いです。

 

 

・図や表、イラストなどを見る

 

図や表、イラストは、内容をわかりやすくするために用いられる場合、文章をわかりやすくコンパクトに表している場合などがあります。

 

図や表、イラストを見ることでも本の内容を把握しやすくなります。

 

 

・索引で専門用語などを確認する

 

索引には、専門用語などの検索対象がまとめられています。

 

この部分を見ることでも内容を理解しやすくなります。

 

 

・全体をぱらぱらと見る

 

上記で挙げたもの以外でも、文章中の太字や斜体などの、著者が強調している部分を中心に流し読みします。

 

 

予習によって、知識を整理するための引き出しを作っておくことによって、その後の読書の際に知識が整理しやすくなります。

 

予習をせずにいきなり読み始めると、知識の枠組みができていない状態で情報が乱雑に頭に入ってしまいます。

 

このような整理されていない乱雑な知識は、全く役に立ちません。

予測読み

予測読みというのは、読書する際に内容を予測しながら読む方法です。

 

ただ読むのではなく、自分で思考しながら予測して読書していくことで、内容がより記憶に残りやすくなります。

 

予測読みを行う際には、本の中のタイトルやサブタイトル、見出しなどを利用します。

 

読み進めていく中で、これらの部分で読むのを一旦中止し、タイトルやサブタイトル、見出しなどから、そこから書かれていることを予測します。

 

読む前に、自分の知識を総動員して書かれている内容を予測しましょう。

 

 

そして、その後に該当箇所を確認します。

 

予測が当たっていたら、自分の予測が当たっていたということで印象に残ります。

 

また、正しい予測ができたということは、書かれている内容が自分の知識レベルで予測できる内容だったということです。

 

つまり、その情報は既に自分の中で十分に使いこなせているということです。

 

 

予測が外れていたら、それではどのような内容だったのかと興味がわき、より記憶に残ります。

 

予測が外れたということは、その意見や情報が自分にとって意外なものであるということなので、印象に残ります。

 

 

いずれの場合にしても、漫然と読む場合よりも、自分の知識と関連づけて読んでいくため、はるかに書かれている内容が記憶に残りやすくなります。

 

 

いくら大量の本を読んでも、ただ多く読んだだけでは意味がありません。

 

重要なのは、本の情報を自分の知識と有機的に結びつけることなのです。

 

予測読みは、この知識の結合の大きな手助けになるものです。

 

ぜひあなたも予測読みをやってみて下さい。

飛ばし読み1

飛ばし読みとは、読書する際に自分にとって読む必要が無いと思った情報を飛ばして読む方法です。

 

このことによって、速読が可能となります。

 

一つの本を全て完璧に読むよりも、役に立つ部分だけを抜きだして速読し、その他の本を読む時間を作った方がより多くの本を読むことができます。

 

 

飛ばし読みは、眼球を速く移動させたり、認識できる視界を広げたりする方法以外での速読法です。

 

飛ばし読みは、自分の中にある知識のストックによって速読する方法です。

 

読書を積み重ねて、知識のストックが増えてくると、既知の内容が増えてきます。

 

それにより、文章を一目見ただけで内容を理解でき、そのような場所を飛ばし読みすることで速読ができるのです。

 

読書経験が豊富にあると、「あぁ、あれのことね」ということが多くなってきます。

 

そのような箇所は飛ばして読んで構いません。

 

フォトリーディングも、一種の飛ばし読みです。

 

知識のストックに基づく点は同じですが、意識によって飛ばし読みするか、無意識によって飛ばし読みするかの違いがあります。

 

 

また、自分のとって全く必要無いと思う内容については読み飛ばしても良いでしょう。

 

例えば、勉強に対するモチベーションが最高に高く絶え間なく勉強し続けられる人は、「勉強へのやる気を出す方法」という内容は必要ないですね。

 

 

しかし、知識レベルの低い人が飛ばし読みの習慣を身に着けてしまうと、非常に危険です。

 

思い込みによって、文章の意味を取り違えてしまうことがあるからです。

 

そのため、読む本の分野の知識が十分に自分にあるという状態になってから、飛ばし読みによる速読を行うようにして下さい。

 

 

読書量が増えれば増えるほど、知識のストックが増え、飛ばし読みができる頻度も上がるのでより速く読めるようになります。

飛ばし読み2

飛ばし読みには、実は二種類あります。

 

分かっている内容を飛ばす飛ばし読みと、分からない内容を飛ばす飛ばし読みです。

 

便宜上、当サイト内では、前者を飛ばし読み、後者を飛ばし読みと表記します。

 

飛ばし読みをして速読することには、実は本を理解しやすくなるという効果があります。

 

分からない内容を飛ばして読むことで、結果として本の内容を早く理解できることがあるのです。

 

 

本の内容が良く理解できない場合、じっくりと考えながら、分からない語句を調べながら、理解しようと努めることも大切です。

 

 

しかし、じっくりと考えながら、分からない語句を調べながら読むというのも大事ですが、このようにゆっくりと読んでいては本全体の流れを掴みきれないこともあります。

 

飛ばし読みして速く読むからこそ、個々の情報の記憶が鮮明なうちに読み終わるので、本全体の流れを把握できるという側面もあるのです。

 

 

一度本全体を飛ばし読みしつつ読んでから再読をすることによって、内容が良く理解できるということもあるのです。

 

つまり、初読では理解できなかった内容でも、初読で内容を大まかに理解してから再読することで、良く理解できるということです。

 

じっくりと理解を進めながら読んでいくことも大事ですが、飛ばし読みにより理解が促進されることもあるということは念頭に置いておいて下さい。

 

 

また、飛ばし読みして同じ本を再読して理解を深める方法以外にも、同じテーマについて書かれた本に移る、という方法もあります。

 

同じテーマについて書かれた別の本を同様に飛ばし読みして読み、その後で元の本を読みなおすことで理解しやすくなることも考えられます。

 

本の難易度は読むまではよく分からないものですから、自分が分かるものから読んでいくことも大切です。

本の加工・読書メモ

多くの読書家は、本を読みながら、また本を読んだ後に本の加工を行っています。

 

本は、必ずしも綺麗なままにしておく必要はありません。

 

なぜか、参考書などには線を引いたり、メモを書き入れたりする人でも、一般の本となると何も書き入れず、綺麗なままにしたがる人が多いです。

 

復習の際に、一から読み直さなくても良いように、本を自分にとって復習しやすいように本の加工をしましょう。

 

復習すべきポイントが分かるように本を加工することで、復習の際の効率がまるで違ってきます。

 

 

当サイトのトップページにもあるように、本のどのページも重要であるということはありません。

 

自分が重要だと思ったところ、自分の知らない知識が載っているところなどに線を引いたり付箋を貼ったり余白にメモを書き入れたりしましょう。

 

また、重要だと思った箇所を線で囲ったりしましょう。

 

気にならない人は、ドッグイヤー(本の角を▽状に折ること)をしても良いと思います。

 

線を色は黒でなくとも好きな色で構いません。

 

自分が印象に残ると思った色で線を引きましょう。

 

本を復習する際には、上記に挙げたような方法で目立たせた部分を復習すれば良いのです。

 

このように、自分が復習しやすいように加工することで、はるかに効率良く本の復習ができるでしょう。

 

 

また、読書メモを取っても良いです。

 

重要だと思ったところや、知らなかった知識などをノートなどにまとめるのです。

 

マインドマップを使って読書メモを取るのも効果的です。

 

その他にも、重要だと思ったページだけ写真を撮る、という方法を用いても良いと思います。

復習

読書した後には、復習することが大事です。

 

多くの人は、本を一度読んだだけで、再び読むということをしません。

 

早く次の本を読みたいという欲求が生じるのも分かりますが、復習を怠ると知識が定着しません。

 

復習の手掛かりとなるのは目次です。

 

ほとんどの本に目次が最初の方についていると思います。

 

多くの人は、本を前から順に読んでいき、目次をざっと流し読みするだけです。

 

しかし、目次を有効活用することで、読書の復習が容易になるのです。

 

目次のサブタイトルは、著者が凝縮した短い言葉で、その内容を簡潔に表してくれたものです。

 

そのため、目次を見て、それぞれのサブタイトルの内容がどんなものであったかを思い出していく方法が復習に最適なのです。

 

 

試しに、今部屋の中にいるのなら、読んだことがある本を手に取ってみて下さい。

 

そして、目次を見て内容が思い出せるかチェックして見て下さい。

 

驚くほど思い出せないことに驚くのではないでしょうか?

 

 

これで、読書における復習の大事さは分かったと思います。

 

目次のそれぞれのサブタイトルを見て行って、内容を思い出せなかったら、該当する部分を確認し、読み直します。

 

よく覚えていない部分や、よく理解していない部分にはラインを引いたりして、後で復習します。

 

はっきり思い出せたところは、飛ばして構いません。

 

これにより、効率的に復習できると思います。

 

目次の余白に、記憶を思い出すトリガーとなる言葉を書いておくのも効果的です。

 

 

また、本の復習をする際には、この目次で復習する方法以外にも、普通に全文を通して読むことも大事です。

 

各々の本を読んだ時点での、自己の知識レベル・思考レベルの違いによって、同じ本からでも得られるもにに大きな違いが生じるからです。

本の選び方

読む本をどのように選べば良いか、ということについて解説していきます。

 

人気の本や売れている本に手を出してみるのも良いですが、ここでは違う本の選び方を解説します。

 

本は独立したものではなく、他の本とつながっていると考えるようにしましょう。

 

今まで読んできた本に基づいて次の本を選んでいくのです。

 

 

もしあなたが読んで気に入った本があれば、その作者の他の本を読んでみてはいかがでしょうか。

 

同じ著者が書いた本は、時期の違いがなければ、ほぼ同じ思考に基づいて書かれていますから、同じ著者の書いた本をまとめて読むと著者の考えをより深く理解できます。

 

作者がその本の中で引用している文言や本があるのなら、その本を読むこともより理解をはかどらせるでしょう。

 

その際の注意点としては、その作者の考えに染まりきらないことです。

 

自分の好きな作者のこととなると、書いてあることを全肯定してしまう人が多い者です。

 

そうならないように、批判的な視点を持って考えながら読むようにしましょう。

 

 

また、読んだ本と関連する内容の本をまとめて読むことでも、その分野のことをより深く理解できます。

 

バラバラなテーマで本を読んでいくのではなく、関連したテーマでまとめて本を読んでいくとより理解が促進されるでしょう。

 

単純に知識量が増えていくことでも理解が容易になっていきますし、同じ知識でも作者によって異なる視点で説明されているので、より理解が促進されるという効果もあります。