勉強法

記憶と睡眠

勉強して、色々な情報を記憶したら、睡眠時間を十分にとる、ということが大切です。

 

記憶は、睡眠中に整理され、脳に刻み込まれます。

 

睡眠をとらずに記憶した知識、一夜漬けの知識がすぐに頭から抜け落ちてしまうのは、これが原因です。

 

記憶は、睡眠中に定着するので、睡眠時間が短か過ぎると記憶の定着が阻害されてしまいます。

 

しかし、睡眠時間を長くしても、あまり記憶の定着には有利に働かないので、必要以上に長く寝る必要はありません。

 

また、長く寝すぎると、勉強時間そのものも減ってしまいます。

 

ですので、効率的に学習するためには、記憶の定着を妨げない最短の睡眠時間を知る必要があります。

 

記憶の定着に最適な睡眠時間は、人によって違うので、自分で睡眠時間を色々と変えてみて、記憶が十分に定着する睡眠時間を見つけてください。

 

快適な睡眠をすることで、睡眠時の記憶の定着が良くなります。

スペースド・リハーサル法

スペースド・リハーサル法とは、勉強の復習間隔を徐々に長くして復習していく方法です。

 

スペースド・リハーサル法は、記憶のために、最も適していると言われている復習法です。

 

例えば、

 

1回目の復習を翌日に、

 

2回目のそれから二週間後に、

 

3回目の復習をそれから1か月後に、

 

4回目の復習をそれから3か月後に、

 

のような感じです。

 

人間の記憶というのものは、繰り返せば繰り返すほど忘れにくくなる、というのは誰でも知っていることだと思います。

 

しかし、記憶がまだ鮮明な内に何度も復習を繰り返すのも、(10分おきに復習するなど)

 

記憶がほぼない時に何度も復習を繰り返すのも(二年おきなど)

 

意味がないです。

 

ですので、適切な間隔を空けて、「忘れかかっている頃に」復習できる勉強法が、「スペースド・リハーサル法」なのです。

 

 

復習の間隔は、個人によっても、勉強内容によって適宜変えて良いですが、初回の復習は勉強してから1か月以内にしてください。
これは、記憶をつかさどる海馬の仕組みが理由です。

 

海馬は、短期記憶と長期記憶を整理する際に、約1か月を目安にしています。

 

1か月以内に繰り返し脳に入力された情報を、重要な情報だと判断し、その記憶を長期記憶に移動させるのです。

 

つまり、1か月以上経ってから初回の復習をすると、その復習は初勉強の時と同じ程度にしか記憶に残らず、繰り返しによる記憶の強化ができないのです。

 

この点に注意して、スペースド・リハーサル法を行ってください。

 

勉強時間について 朝型・夜型

勉強時間をいつにするか、という問題です。

 

朝と夜、いつ勉強するのか効果的か、ということについては、昔から色々と議論がなされています。

 

 

朝派の主張は、朝の方が集中力が発揮できるから朝に勉強した方が良い、というものです。

 

 

夜派の主張は、寝ている間に記憶は定着するのだから、夜に勉強した方が、記憶が鮮明な内に整理されるから良い、というものです。

 

どちらの意見ももっともですが、結論としては、人によって相性があるので、自分に適した方で勉強すれば良いです。

 

朝方か夜型かは色々と試してみて、自分にとって適している方を採用してください。

 

 

また、本番の試験時間について考慮することも大事です。

 

本番の試験の時間帯が、頭が働かない時間だといけないので、その点について考慮するのも大切です。

 

例えば、試験時間が朝早いなら、夜型の人は、本番の試験の数週間前から朝型の勉強法に切り替えておいた方が得策です。

記憶対象の選別

記憶する際には、記憶対象を選別することが大事です。

 

いくら記憶法を使いこなし、記憶力をアップさせたとしても、無駄な事柄まで記憶していたら時間がいくらあっても足りません。

 

そのため、何を記憶すべきか、何を記憶しないでおくか、という「記憶対象の選別」が非常に重要です。

 

記憶すべきでないことを記憶せず、記憶すべきことを記憶することで効率よく時間を使うことができます。

 

 

最も大事なのは、記憶対象をアウトプットを意識してインプットすることです。

 

つまり、どのような形で知識を使うかを考えて記憶対象を選別するということです。

 

大学受験を例にとってみましょう。

 

マーク試験でしか問われない知識についてはそれほど詳しく記憶する必要がありません。

 

記憶を引き出すトリガー(引き金)が問題文中にあるからです。

 

トリガーを元に、記憶をたどっていって思い出すことができるので、思い出しやすいです。

 

一方、記述問題形式で出題される問題に対しては、マーク形式の問題よりも、より関連づけて記憶する必要があります。

 

記憶を引き出すトリガーが少ないからです。

 

アウトプットする形が選択肢か、文章化でこのような違いが生じるのです。

 

他にも、数学や物理で言えば公式の覚え方などもアウトプットの仕方によってインプットの仕方を変えるべきでしょう。

 

頻繁に使う公式は、即時に思い出せるようにインプットする必要がありますよね。

 

一方、まれにしか出てこない公式は、すぐに思い出せるようにする必要はなく、導き方を覚えておけば良いのです。

 

 

このように、アウトプットを意識して記憶対象をインプットすることで、大幅な時間の短縮を図ることができます。

勉強法〜途中でやめる

途中でやめる、という勉強法は、勉強へのやる気を維持するための勉強法です。

 

切りの良いところまでやるのではなく、あえて中途半端なところで勉強をやめるのです。

 

そうすることで、スムーズに次の勉強を始めることができます。

 

勉強を中途半端な状態で終わらせることで、中途半端な状態が気持ち悪い、という気持ちになり、次回の勉強の開始がスムーズにいくようになるのです。

 

 

例えば、二時間勉強しよう、という時に二時間たった時に、切りの悪いところであるとします。

 

この時に、もう少し頑張って切りの良いところまで終わらせてしまうと、

 

切りの良いところで終わっているので、中途半端を解決しようという意識が薄くなってしまいますし、

 

次の日に勉強を開始する際に、昨日頑張ったから、今日はさぼってもいいや、という気持ちが生じてしまうものです。

 

しかし、途中で終わらせることで、この二つの障害を取り除くことができるのです。

 

 

意識的に途中でやめる勉強法は、多くの人に有効である可能性が高いので、ぜひ試してみてください。